わたしの教育方針 ~北村さまのご家庭~

日本中の新米ママ・パパが参考にするため、先輩ママ・パパがどのような教育方針(進路の決め方)を掲げていたかをご紹介する「わたしの教育方針」シリーズ。今回はどのような教育方針が見られるのでしょうか?


まずは自己紹介をお願いします!

名前:北村佳緒里

京都市出身。大学卒業後、大学の研究室に残り、研究室助手を務める。その後、管理栄養士の資格を活かし、専門職につくも出産を機に退職。結婚、出産、子育て中に精神不安を抱えた経験から、カラーセラピーをはじめ様々なセラピーやイメージトレーニング、カウンセリングなど心について学ぶ。子育て中に自分自身が悩みを相談する場所がなく困った経験から、相談者の悩みに徹底的に耳を傾け、心の状態を注意深く見守るカウンセリングを行う。現在も管理栄養士として栄養指導も行っており、心と身体、両面のヘルスケアに携わる。子育て中のママに向けて、自分自身の経験を元に、

2017年12月18日著書「あなたはあなたのままで愛されている」を出版 

2022年7月26日著書「管理栄養士が食を通して伝える頑張らない食育&子育て~心が軽くなる子育て実践法~」を出版



お子さまについて教えてください!

長男23歳 社会人2年目。ただ就職はせずに自らのやりたいことを追い求めている。来年は海外に留学予定。関西の私立大学経営学部卒 チャレンジ精神旺盛。人と同じは嫌でオリジナルにこだわる性格。また、大学在学中に親子の在り方についてKindle版(電子書籍)出版

次男19歳 関西の私立大学経済学部1回生。安定志向。大学在学中ではあるが、その傍らこの不安定な時代なので資格を取得したいとの事、入学してすぐから資格取得に向けて勉強中。大学の勉強と資格取得のための勉強を両輪で行っている。



あなたの教育方針(進路の決め方)を教えてください!

子どもの進路は、まずこどもの意向を最優先にしました。色々選択肢がある中でその選択肢に対するメリット、デメリットを親として、人生の先輩として、伝えた上で決定するのは本人でした。

ただ、その選択肢を選ぶ際の自分の想いや意思を常に家族にプレゼンする時間(我が家では家族会議と言っていました)を持っていました。

なかなか、自分の意見を人に伝えるという事は、すぐに出来ることではないので、この事が出来るようになるために我が家には子どもが小さな時からルールを持って子どもたちと接してきました。

子どもたちが、精神的に不安定な時や親の勘(直感)になりますが、「ここぞ!」と言う時はしっかりとことん話をすることを心がけてきました。

我が家では必ず自分の思いを自分の言葉で伝えるという事を意識して行ってきたので、小さな時からの実践をとても大切にしていました。

また、我が家は、私の職業柄、男の子2人ですが、小さな時から台所に入りその時期に出来るお手伝いをしてもらっていました。男性でも女性でも食べる事は一生続きます。食べるという大切なことを自分で出来ないのは、生きていく上でとても大変なことだと思っていたので、私は小さい時から食事を含めて自分で身の回りのことを出来る子どもに育って欲しいと思い実践してきました。子育て中のお母さんなら共感して頂けると思いますが、時には、自分が一人で家事をやった方が早い、また食事を自分で作った方が早いと思うことも多々ありました。

お手伝いをしてくれた際の失敗談も多々あります。それでも、そんな葛藤の日々の中、子どもたちは一緒に台所に入り食事の味付け、段取りなどを常に見て育ちました。

今では、2人とも家にある食材でご飯を作ってくれます。彼らが作る料理は、どの料理もとても美味しいです。私が味付けを聞くこともあります。小さなころから見てきた感覚は、時間は掛かってもいつかは花咲くときが来るんだなぁと今では嬉しく思います。すぐには子育ての結果は出ません。長い時間、伝え続けてようやく結果が出るか出ないかなのです。親の思いとは違い、思うような結果が出ないこともあるかもしれないですが、伝え続けることは大切だと思います。

また、我が家では22歳(大学卒業)になれば余程のことがない限り、家を出て自立することを目標に小さい頃から逆算して生活するように伝えていました。なので、長男は、大学卒業後就職はしませんでしたが、一旦家を出て独り暮らしを始めました。就職をしないのだから家にいれば良いのでは?と私に迷いがなかったわけではないですが、ブレない姿勢を子どもに示すためにも独り暮らしをする流れにしました。

独り暮らしをしても子どもは今現在すでに、掃除、洗濯、料理、身の回りの事ほとんど全てを自分で出来るようになっているのでその点は、本当に独りの生活になっても、なんでも出来るので苦労が少なく良かったと長男は言ってくれています。

とは言え、主人には、「お前がお手伝いしてもらうことで、楽をしたいからそんな教育をしているのだろ」と言われたこともありました。子育てに関して子どもとのコミュニケーションも大切ですが、それに加えて夫婦間での子育ての価値観に対するコミュニケーションもとても大切だと感じています。



新米ママ・パパにメッセージをどうぞ!

①   自分の意見をしっかり持って人に伝える事が出来る人。

②   お互いに自立した関係性の構築。

③   コミュニケーションは常に密にして、情報は共有できる関係性。

などなど、これらのことを念頭に伝え続けることで今の彼らがあると思っています。

子育ては長期戦です。パパとママの子育てに対する方向性や思い統一し、その想いをブレずにしっかり持って、お子さんと接してあげて欲しいと思います。


書籍・ブログなどのご紹介

このような内容を含んだ書籍を出版しています。Amazonでご購入が可能です。是非ご覧いただけたらと思います。
HP: https://angedebonheur.wixsite.com/mysite-2/home


「あなたはあなたのままで愛されている」
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「管理栄養士が食を通して伝える頑張らない食育&子育て〜心が軽くなる子育て実践法〜」
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長男が親子の在り方について書いてくれました
著書「人と人との集合体「家族の在り方」」 著者RYuJi
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