中学校
子どもたちはどんな進路を選べるの?(中学校編)
中学校
本日お話しさせていただくのは以下画像のうち「中学校」です!
小学校と同様に、中学校は公立・国立・私立に分かれます。
しかし、公立の中には一般的な非中高一貫校(高校受験が必要)だけではなく、中高一貫校(高校受験は原則不要)もあります。
91%の子どもは、公立中学校(非中高一貫)に進んでいます。
そして、公立中学校(中高一貫)や国立中学校に進んでいる子どもは、かなり少なくなっています。
注目すべきは私立中学校(中高一貫)で、日本全国の子どもの8%も進学しているのです! 想像よりも多いと感じた方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
これだけ見ると「私立中学校の受験を、うちも考えなきゃいけないの?」と思うかもしれません。しかし、私立中学の受験割合は、地域ごとに大きく異なっていることを理解する必要があります。
以下画像で、濃い緑で色付けされている都道府県は、全国平均の8%を上回っているところを表しています。
具体的な都道府県名を見てみると、東京・神奈川・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・広島・高知であり、そのほとんどが都心であることが見てとれます。
お住まいの地域が都心でなければ、周りに中学受験をするご家庭が一つもないということも当然なのです。
次に、進路と切っても切り離せない「お金」の話をしていきましょう。
冒頭で申し上げた通り、公立・国立中学校の年間費用は53万円になりますが、私立中学校はその3倍である143万円必要になります。
これを3年間で計算すると、私立に進んだ場合は、公立・国立よりも300万円も多くの金銭負担をしなくてはいけません。また、私立中学は中高一貫教育のため、高校でも同様にお金がかかってしまいます。
ぜひ、ご家庭の経済状況とご相談しながら、私立中学への進学がそもそも可能なのかを考えてみてください。
ここまで受験について多くを語ってきましたが、そもそも各ご家庭はどのような思いで受験する/しないを決めているのでしょうか?
以下にある保護者500人を対象としたアンケートの結果から、その思いを探ってみましょう。
やはり、「教育水準の高い」や「高校受験をしなくて良い」という理由で中学受験を志すご家庭が多いようです。このような点に魅力を感じるのであれば、中学受験にチャレンジしてみてもよいかもしれません。
最後に、ここまでで述べてきた4種類の中学校から、我が家にとって最適なものをどのように選べばよいかお話しさせていただきます。
まず、地方に住んでいる方や「小学生のうちはのびのびと過ごしてほしい」と考える方の多くは、受験をせずに公立中学校(非中高一貫)に進むのがよいでしょう。
受験したいと考えてはいますが、特に中高一貫に魅力を感じていないご家庭は、国立中学校が向いているかもしれません。
反対に、「絶対中高一貫がよい!」というご家庭は、公立または私立の中高一貫校に進学すべきです。
これらはあくまでも目安ですので、中学受験をする場合は、しっかりと各校の教育方針や進学したい大学を踏まえ、最もふさわしい学校を選びましょう!
いかがでしたでしょうか?
中学校から、「受験」が一般的な選択肢になってきます。しかし、精神的にまだ幼い小学生に対して勉強を強いることは、大きなストレスを引き起こす可能性もあります。
ご両親の思いも大切ですが、ぜひ子どもの意思を尊重し、進路を決めてください。
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