わたしの教育方針 ~ウィップル道子さまのご家庭~

日本中の新米ママ・パパが参考にするため、先輩ママ・パパがどのような教育方針(進路の決め方)を掲げていたかをご紹介する「わたしの教育方針」シリーズ。今回はどのような教育方針が見られるのでしょうか?


まずは自己紹介をお願いします!

 はじめまして。ウィップル道子と申します。兵庫県西脇市でアメリカ人の夫と子ども3人と犬と猫と暮らしています。生まれも育ちもずっと西脇です。留学先のアメリカで夫と知り合い、日本に帰ってきて結婚しました。結婚と英語教室開校と妊娠がほぼ同時期だったので、目まぐるしい二十数年を過ごしてきました。現在は長男が英語教室を手伝ってくれていますので、私は公立高校の非常勤英語講師をしています。自分の英語学習の様子や留学、結婚、子育て、英語関係の仕事の話などは著書「ミチコ先生のMission:Possible 〜達成可能な目標を立てて必ず英語ができるようになる!」に書いていますので、よろしかったらご覧ください。


お子さまについて教えてください!

 長男は23才。日本の公立高校を卒業後、アメリカ・ユタ州のコミュニティカレッジに進学。性格は穏やかで、あまり競うことはしません。好きな事に夢中になるタイプです。

次男は21才。アメリカ・ペンシルベニア州の高校の単位をホームスクーリングで取得後、アメリカ・アイダホ州の大学の単位を自宅でオンラインで取得中。優しい性格で家にいるのが好きです。頼んだことはしっかりとやってくれます。

長女は19才。日本の公立高校を卒業後、自宅英語教室でバイト中。4人の子どもたちの中で一番勝気です。

三男は15才。国立大学附属中学校3年生。末っ子でマイペースです。


あなたの教育方針(進路の決め方)を教えてください!

 夫と相談して子どもたちは4人とも幼稚園から隣りの市の国立教育大学附属幼稚園、小学校、中学校へ進学しました。特別教育熱心だった訳ではありませんが、将来アメリカでも日本でも生活できることを念頭に育てました。高校進学は、それぞれの子どもの個性を尊重して決めました。


新米ママ・パパにメッセージをどうぞ!

 子育ては本当にたいへんです。教育方針の違いで夫婦喧嘩になることも多く、子どもが言うことを聞いてくれなかったり、思うような成績が取れなかったりでイライラすることもたくさんありましたが、その時期その時期で真剣に向き合って、ときには流れに任せて子育てをしてきました。子どもにとって最適な進路を決めることは難しいですが、それぞれの子どもと相談して一緒に調べたり、まわりの人たちからアドバイスをもらったりしながら決めていきました。親の希望を押し付けるのではなく「子どもに合う」ということを大切にしてきたつもりです。でも正直なところ、長男を育てたときと三男を育てている今とでは、親としての経験も年齢もずいぶんと違いがあるので、一概に何が正解とは言い難いです。それぞれの時代、それぞれの場面で、一生懸命考えて向き合って生きていくのが現実なんだと思います。