わたしの教育方針
わたしの教育方針 ~平野さま(仮名)のご家庭~
わたしの教育方針
日本中の新米ママ・パパが参考にするため、先輩ママ・パパがどのような教育方針(進路の決め方)を掲げていたかをご紹介する「わたしの教育方針」シリーズ。今回はどのような教育方針が見られるのでしょうか?
はじめまして。平野と申します。
都内で、夫と子供3人で暮らしています。
私自身は、子育てで現場を少し離れていた時期もありますが、医療従事者としてフルタイムで働いており、仕事と子育てに奮闘する毎日を過ごしてます。
子供は、3人います。
向上心があり野心家、音楽や美術が大好きで、私立中高一貫校に通う高1長女、
社交的で努力家、料理やお菓子作りが大好きで、都立中高一貫校に通う中1次女、
2人の姉に遠慮しながらも、人を楽しませることとゲームが大好き、少し気弱な公立小学校に通う小4長男です。今は、中学受験のために勉強中です。
子供たちの進路選びで、大変だったのは、それぞれの中学受験でした。たくさんある私立や都立の中学校を見学し、子供の行きたい学校と学力を考慮してプランニングをしました。
長女は、小4から学校見学をしながら、小6秋ごろ行きたい学校の方向性が固まりました。希望したのは、学力の高い友達の中で色々学びながら中高生活を過ごせる学校、小学校時代に友達関係で悩んだこともあったので、なるべく学年の人数が多くて、いろんな子がいる学校、また音楽が好きなので、音楽の部活が盛んな学校でした。そのため、以下を長女の希望として受験する学校を選びました。
①偏差値が高くて大学の進学実績が良い学校
②学年の人数が200人を超える学校
③音楽の部活があり設備の整った学校
一番苦労したのは①で、偏差値の高い学校に行きたいと言うにも関わらず、あまり勉強しなかったし、成績も上がらなかったので、本人も納得いくお守り校を数校用意して、おもいっきりチャレンジできるようにしました。結果、私が想像もしなかった超難関校も受け、第一志望には届きませんでしたが、第二志望校から合格をいただきました。今は、大好きな音楽の部活や課外活動に精を出しながら、大学受験に向けて勉強をしています。
次女は、長女の影響もあり、小3から学校選びを始めましたが、途中コロナ渦で、多くの学校説明会が中止またはリモートになり、なかなか学校の雰囲気を掴むことができませんでした。そして、小6の夏前には、行きたい学校の方向性が決まりました。次女が希望したのは、中高生活は、おもいっきり青春したいので共学校であること、早起きが苦手で、通学に時間をかけたくないので、始業時刻が早くなく、また通学時間が30分程度であること、将来のことがまだ決められないので大学附属ではなく、進学校であること。
そのため、以下を次女の希望する学校として選びました。
①男女比が同数に近い共学校
②7時半に家を出ても始業時間に間に合う学校
③大学の完全附属校ではなく進学校または半附属校
一番苦労したのは、①でした。関東圏内の私立の共学校は、男女別で枠を設けてないところが多く、学年によって男女比は様々です。それを実際訪問して、学校の先生や在校生に男女比とそれに影響されるクラスの雰囲気など細かく聞きました。さらに、②の条件もあったので、対象校が無限に広げられるわけでもありませんでした。結局、男女の定員が明確あり、入学後も男女比がほぼ同じである都立中高一貫校を第一志望校にしました。しかし、都立中は倍率も高く、適性検査という入試形態も特殊、また受検できるのは1校のみなので、持ち偏差値より少し下の私立の共学校数校を都立中と合わせて、第一志望校群としました。第一志望校をひとつにしなかったことで、どこに行く事になっても、楽しくやれるイメージをもってもらいました。
平日は私立対策を、週末は都立対策をして大変でしたが、無事都立からも私立からも合格をいただき、次女が悩みに悩んだ末、都立中高一貫校に進学することに決めました。今は、勉強に追われながらも、青春真っ最中です。
小4長男は、まだ志望校は決まっていませんが、昨年の1年間で、10校以上の学校を訪問し、本人のお気に入り校を模索中です。
私は、中学受験で高熱を出し、受験が上手く行かず、親に言われるまま進学先を決めました。結局、高校を途中で学校を辞めてしまいました。
実際に進路を進むのは子ども自身です。未来に待ち受ける困難があった時、自分で決めた道であれば、その責任を果たそうと乗り越えることができると思います。
ただ、年齢が低ければ低いほど、自分で進路を決めたり、学校を決めたりは難しいので、いろんな経験をさせて自分の将来について考えたり、志望校を見に行って、雰囲気を感じたりできる機会を積極的に作ってあげてください。そうすれば、子どもは自らの道を自分で探し出してくれると思います。